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介護予防でも重要なオーラルフレイルとは

介護予防といえば、バランスの良い食事や運動の習慣化、人との交流などですが、口腔の健康は、あらゆることに影響するため、大切です。
加齢によって、口や歯などの口腔機能が衰えた状態のことを、オーラルフレイルといいます。
老化すると口腔の乾燥や食べこぼし、むせなどが起こりやすくなります。
また、噛めない食品が増えてきます。
このオーラルフレイルが及ぼす影響は、老化による歯の色や歯並びの乱れなど容姿の問題や、食事中食べこぼしたりむせる、食後に痰がでる、口臭が出たりもします。
また、活舌の悪さから会話中に何度も聞き返されたりもします。
このことで、老いを感じ喪失感や生き辛さを感じるようになります。
これらは、高齢者が社会から離れて孤立する原因になります。
また、オーラルフレイルにより外出や外食、会話も少なくなります。
外出などをしなくなると、閉じこもりがちになり身体機能の低下に繋がります。
そして、うまく噛めない・むせるなどにより、食欲も減退し栄養状態が悪くなります。
更に他人とあまり会わずにいるとコミュニケーション能力が低下し、鬱症状や認知機能の低下にも繋がります。
そして、コミュニケーション不足から、家族や友人などと関係が悪化してしまうと、更に強い孤独を感じてしまいます。
高齢になると口腔の健康に対する意識が低下し、口腔に問題があっても放置する傾向にあります。
しかし、口腔の健康が保たれていないと、心身にあらゆる影響が起こります。
早期対策をすることで、機能低下を遅らせたり、機能を回復することもできます。